地震時における室内空間の機能維持のための研究

概要

地震災害においては、室内の非構造部材や家具什器等の建築設備の機能低下が人的被害を引き起こす。そこで「室
内空間の機能維持」の観点で様々な研究が行われており、機能維持検証の標準化等を目的とし人間の定性的な被害
判定を定量化する手法等が検討されている。
本研究では室内空間に設置されている監視カメラに着目し、それらの映像から室内空間の機能維持について人間と
同等の判定を実現する手法の基礎検討を行った。検討の結果、動きベクトルを用いた方法により人間による被害状
況判定と同等の判定が可能であることを確認した。

キーワード

室内被害、機能維持、カメラ映像、被害評価、モニタリング、動画解析

〔文献〕
中西良成,正月俊行,坂元一雄,畠山祐季,佐藤栄児(2020).地震時における室内空間の機能維持のための研究―その6
カメラ映像を用いた地震時即時室内被害状況判定手法の開発
自動被害判定に向けた基礎検討―,日本建築学会2020年度大会(関東)学術講演梗概集,21012

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