データ分析手法を用いたストレスチェックデータの活用
概要
本研究では、組織内のストレス構造の把握、ならびに対策仮説の構築の推進において、データ分析手法を用いたストレスチェックデータの活用が有効であることを明らかにした。従来のストレスチェックの組織分析は、単純集計程度のものが多く、表面的な課題理解に留まり具体的な改善行動に至らないことが少なくない。このような課題に対し、ストレスチェックデータに対して「決定木分析」を実施することにより、ストレス発生の組織的な特徴の可視化を試みた。これにより、 産業衛生の 実務 に携わる 人事総務系社員とデータ分析者である社員の協働を促し、組織 的な課題構造の理解を深め、実行可能な対策を創出することに成功した。
キーワード
ストレスチェック、 メンタルヘルスケア、決定木分析、可視化、ワーク・エンゲイジメント
〔文献〕
岡田佳也, 大西圭介, 秋元正博. データ分析手法を用いたストレスチェックデータの活用. 信学技報 IEICE Technical Report AI2019-46 . 2020-02
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