機械学習を用いた発生飛来塩分予測に関する基礎的研究
概要
地域毎の環境作用(風速,風向,波浪等)を考慮した鉄筋コンクリート構造物の塩害環境評価法を確立することは,合理的な塩害対策や維持管理を行う上で重要である.しかし,海岸付近で発 生する飛来塩分は,様々な環境作用が複雑に関係しており,環境作用と飛来塩分の対応は必ずしも明確ではない.そこで本研究では,沖縄および新潟で長期間現地観測されたデータと,公開されている気象・波浪等の各種情報から,機械学習を用いて海岸付近で発生する飛来塩分の予測を行った. その結果, 予測値は実測値の傾向を概ね捉えることが確認された.
キーワード
塩害, 発生飛来塩分, 環境作用, 機械学習
〔文献〕
崎原 康平, 中村 文則, 滝 勇太, 山田 義智.機械学習を用いた発生飛来塩分予測に関する基礎的研究.コンクリート構造物の補修・補強アップグレード論文報告集.vol. 19, no. 1, pp. 599 - 604.2019.
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