5. Interactive Data Visualizationの応用例について

2021年6月14日
カテゴリー:レポート

応用例について

 最後に,冒頭でお⾒せした地球儀の可視化例について少しご紹介します.ここでは詳細な説明は省略いたしますが,冒頭の地球儀のような可視化例は,NOAA (NationalOceanic and Atmospheric Administration: ⽶国⼤気海洋庁)より公開されているグローバルスケールでの標⾼データを,Plotlyを⽤いて作成しています.具体的には,緯度·経度·標⾼の3次元で表される標⾼データについて,座標系を変更した後に標⾼に基づいたカラースケールよってデータの可視化を⾏っています.それぞれの⼤陸の中でどういった地域で⼭脈が発達しているか,また海洋地域において,海溝域と呼ばれるような領域がどこに存在しているのかについて,動的可視化の特徴である,実際に動かしながら確認することが可能となっています.また冒頭の例と異なり,下記の図では標⾼データについて⾊だけでなく座標値に細⼯をする形で⽴体感を出しています.
 なお,詳細な作成⽅法などご興味のある⽅は英語記事にはなりますが,Towards Data Scienceに投稿しました.コチラの記事をご参考に頂ければ幸いです.

こちらから実際に動かして頂けます

さいごに

 本記事を通して動的な可視化についてご紹介しましたが,いかがでしたでしょうか?簡単なグラフであれば,わずか数⾏のプログラムコードで実現できる⼿軽さの⼀⽅で,表現⼒豊かで汎⽤性の⾼いグラフが作成できます.その⼀⽅で,ファイル形式が限定的であったり,読み取れる情報が発散的であるなど短所も存在しますが,適切な場⾯で使⽤することで⾮常に強⼒なツールとなります.

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